1:2023/05/30(火) 11:12:36.08ID:qgxjta5A9 岐阜県水産研究所(各務原市)は29日、水田と排水路の段差を解消して魚が自由に行き来できる人工的な水路「水田魚道」で、魚の遡上(そじょう)と増殖を確認したと発表した。
県内の魚道や水田で当初は生息数ゼロだった場所で、1万匹を超える魚の生息が分かった。
今後は、水田魚道のさらなる利活用を図りながら、自然環境や生物多様性の保全に取り組んでいく。
水田魚道は、水田を産卵や生育の場とする水生生物や、水田環境の保全を図る装置。
県は10年ほど前から海津市や飛騨市など県内全域に25カ所設置し、全国でも有数の規模となっている。
魚道の設置者は農業者で、高齢化と担い手不足が指摘される一方で、遡上の量やタイミングの知見はなかった。
県水産研究所は、県産業技術総合センター(関市)と共同で遡上を24時間体制で自動的に撮影する装置を開発し、魚道の有効性を調査した。
《中略》
2024年1月からは増殖の指針が変更され、農業者が担っていた水田魚道の設置管理に、漁業協同組合が参入する見込みで、農業者の負担が軽減される。
調査を担当した米倉竜次専門研究員は「地元の関係者と連携を深めながら、生物多様性や自然環境の保全を進めていきたい」と話した。
全文はソース元でご覧ください
「水田魚道」で遡上確認、増殖効果も 岐阜県水産研究所、生息ゼロから1万匹超
岐阜新聞Web|2023年5月30日 07:58
https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/237182
※関連ソース
⬜︎農林水産省|水田魚道づくりのすすめ
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kankyo/kankyo_hozen/gyodou.html
⬜︎岐阜県水産研究所
https://www.fish.rd.pref.gifu.lg.jp/index.htm