王様ゲーム過去作
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千砂都「皆でくじを引いて、王様って書かれたくじを引いた人が何でも命令でるんだよ」
恋「な、なんでもって、そんな……///」
すみれ「なにを想像してんのよ……ま、やるからには容赦しないったらしないわよ!」
かのん「それじゃあいくよ!せーのっ」
王様だーれだっ?
コンマ2桁
0~19:かのん
20~39:可可
40~59:すみれ
60~79:千砂都
80~99:恋
恋「あっ、私ですね……」
可可「クゥクゥは2番デス!」
かのん「可可ゃん!?言っゃダメだよ!?」
すみれ(まぁ、恋ならそんな変な命令はしなさそうね……)
千砂都(ふふふ、すみれゃん。果たしてそうかな?)
すみれ(!?)
恋「えっと、それでは……【下2】の方は【下4】してください」
【下2】
コンマ2桁
0~24:かのん
25~49:可可
50~74:すみれ
75~99:千砂都
普通にかのすみ書けばいいじゃん?
すみれ「そもそもあんたのせいじゃないっ!」
ギャーギャー!
恋「は、はわわわわわっ……!」
可可「、千砂都!止めなくていいのデスか!?」
千砂都「うーん……たぶん大丈夫だよ」
可可「で、デスが……!」
すみれ「だいたいあんたは──」
かのん「っ…………うっ」ポロッ
くぅさすみれん「!?」
かのん「っ……わ、わたし、初めてなのにっ……こ、こんな、ケンカ、なんてっ……!」
可可「え、えっと……!」
恋(……罪悪感がすいです……)
千砂都(流石に茶化せる雰囲気じゃないなぁ……)
すみれ「…………わ、悪かったわよ……その、私も、ょっと言い過ぎたっていうか……」
かのん「……んっ」
眼を閉じてすみれに顔を近づけるかのん
すみれ「……へ?」
可可「お?」
恋「わっ……!」
千砂都(今だっ……!)●REC
かのん「……んっ!」ズイッ
すみれ(…………しろって、ことよね……)スッ
チュッ
可可「す、すみれが、ダイオウグソクムシになってしまいまシタ!」
すみれ「可可、丸刈りにしなさい」
かのん「す、すみれゃん!番号指定だからっ!」
千砂都「いや番号指定でも丸刈りはダメだよ!エッなのならともかくっ!」
かのん「それもダメッ!」
恋「ふ、服を着させてください~!」
すみれ「まったく。このショウビジネスを知り尽くした私が、これぞ王様ゲームの命令!っていうものを見せてあげるわ。それじゃあ、【下2】に、【下4】してもらおうかしらっ」
【下2】
コンマ2桁
0~24:かのん
25~49:可可
50~74:千砂都
75~99:恋
っと、その方が彼女にとって、幸せだったことに間違いはない。
私達は暗黙の了解で、王様ゲームの話題は禁句とし、その日は練習は休みにした。帰り道、恋ゃん以外の四人がいつもよりテンションが不自然に高かったのは、っと気のせいじゃないだろう。
だれもが、恋ゃんを気遣っていた。彼女の尊厳を守ろうとしていた。Liella!はこんなにもすばらしいグループだったんだ。
っと、私達ならどこまででも行ける。自室のベッドに横になりながらそんなことを思うと、なぜだかふと涙が溢れていた。
そっとスマホを開、動画ファイルを開、一番最近の動画を再生する。だが、おかしい。そこには何も映っていなかった。いや、映ってはいるのだ。強い光と、真っ黒いオ○ジェのような何か……。
逆光。あの時入り込んだ西日だ。強い西日のせいで、恋ゃんの体は隅から隅まで。もろん恋ゃんのレンレンも真っ黒になってしまっている。
ひどい。あんまりだ。神様、私がいったい何をしたって言うのだ。
あまりの悔しさに、涙が出てくる。改めて動画を再生する。けれどやっぱり映っているのは強い光と、真っ黒の恋ゃん。そして──。
「……あ、でも太陽が真ん丸に映ってるからいっか」
終わり